市民の適切な救命処置で人命が救われたとして、青葉消防署は2月27日、感謝状の贈呈式を行った=写真。
贈呈を受けたのは看護師で福祉施設職員の松村美紀子さん(43)=写真中央=と喫茶店勤務の堀内翼さん(27)=右、そして別日に贈呈された南会津地方の消防職員、星光長さん。
昨年12月20日、堀内さんが店長を務める青葉台駅前の喫茶店に来店していた70代女性の具合が急変し、堀内さんが119番通報。店の前を偶然通りかかった星さんと松村さんが店内に駆けつけ、容態を確認。心肺停止状態だったため、心肺蘇生を行う一方で、堀内さんが近くの交番からAEDを借りてきた。適切な救命処置のおかげで女性は心拍を再開。その後、救急隊に引き継がれ、今は順調に回復しているという。
見ず知らずの3人による咄嗟の協力で救われた命。松村さんは「職場以外で救命現場に遭遇するのは初めてで、私1人だったらできなかった。2人のおかげ」と笑顔。堀内さんは「交番にAEDがあることは知っていて、無我夢中だった。女性が回復していると聞いて安心した」と安堵の表情で語った。
渕上正基署長は「3人の勇気ある行動に敬意を表したい。市民の皆さんにもぜひ身近な場所のAEDを知っておいてもらいたい」と話した。
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