青葉区しらとり台の「神鳥(しとど)前川神社」(豊浦崇男宮司)で4月26日、大切にしてきた人形や、ぬいぐるみに別れを告げる人形祭が執り行われた。
長く身の回りに置いた人形には魂が宿ると同神社。毎年、人形を丁寧に祓い清め、「みたま」を天へと返している。
例年、近隣から多くの人が神事に参列するが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止もあり、規模を縮小。みたまを形代に移して焼納する神事も見送られた。
とはいえ、各地から約200件の依頼があり、並べられた日本人形や雛飾りを前に神事は滞りなく終了した。
子どもが小さかった時に遊んでいたぬいぐるみを出したと話すのは、しらとり台在住の男性(58)。子どもも成人となり、供養しようと訪れたという。男性は「心の区切りになった」と話していた。
青葉区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|