神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2020年7月16日 エリアトップへ

NPO法人森ノオト 環境大臣賞を受賞 10年間の活動を評価

文化

公開:2020年7月16日

  • X
  • LINE
  • hatena
北原理事長(中央)とメンバーら=提供
北原理事長(中央)とメンバーら=提供

 青葉区を拠点に、エコや地域情報をウェブで発信するNPO法人「森ノオト」(北原まどか理事長)がこのほど、地域環境保全功労者として環境大臣賞を受賞した。北原理事長は「森ノオトを創刊して10年。地球温暖化など環境問題が世界的に大きな問題となる中で、地域からできる行動のヒントをぶれずに発信し続けてきたことが評価され、本当にうれしく思います」と喜びを語った。



 地域環境保全功労者表彰は、多年にわたり同活動に関して顕著な功績があった人、団体を環境大臣が表彰するもの。横浜市の推薦を受け、今年度は市内から森ノオトを含む2団体が選ばれた。

人と自然の調和社会を

 「青葉台発・地元のエコ発見メディア」として2009年11月にウェブサイト「森ノオト」を創刊した同団体。子育て世代の女性が取材、発信するスタイルで、人と自然、農が調和できるヒントを発信してきた。

 そして、創刊2年目に起きた東日本大震災。エコだけでなく、脱原発などエネルギーの持続可能性についても取り上げるようになり、自宅でできるソーラーシステムや節電の取組みなども紹介していった。「森ノオト創刊のきっかけは、子どもたちの生きる未来を守りたいという思いだった。その意味で原発事故は大きなショックだったし、これまでそういう社会を容認してきたのは自分たちなんだと反省した」と北原さん。そして、「デモなどに参加するのではなく、情報発信を通じて問題に気づく仲間を増やしていくことが私たちにとっての環境活動」と軸足を定め、その活動を持続可能にしていくために13年1月には団体をNPO法人化した。

 近年は環境にとどまらず、福祉や男女共同参画、貧困など多様な社会問題も取材して情報を発信。行政と連携した多世代交流事業や子育て世代向けツアー、地域の生産者との地産地消マルシェなど様々なイベントも行っている。また、環境問題や地域につながる市民を増やそうとライター養成講座も市内外で実施。19年には横浜環境活動賞大賞も受賞した。

 北原さんは「森ノオトがここまでこられたのも青葉という地域のおかげ。これからもコンポストやリユース食器など地域で衣食住のあらゆることをエコにできるヒントを発信し、同じ思いを持つ担い手を増やしていきたい」と目標を語った。

青葉区版のトップニュース最新6

地域のプロの輪、拡大

まちなかbiz

地域のプロの輪、拡大

洋酒ジェラート、クラファン中

11月21日

電柱への防犯灯設置拡充

横浜市

電柱への防犯灯設置拡充

青葉区内の強殺事件受け

11月21日

「次の30年を一緒に」

青葉区制30周年

「次の30年を一緒に」

記念式典、盛大に

11月14日

リユースの大切さ説き大賞

環境絵日記

リユースの大切さ説き大賞

あざみ野第一小 松井さん

11月14日

ねずみくんと共に50年

なかえよしを氏

ねずみくんと共に50年

歩みや思い出、大いに語る

11月7日

実体験もとに綴る思い

人権作文コンテスト

実体験もとに綴る思い

吉岡美雪さん、最優秀賞

11月7日

あっとほーむデスク

  • 10月3日0:00更新

  • 9月5日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「流涙(涙目)について」 コラム【40】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    11月14日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook