横浜銀行=西区みなとみらい=は7月1日、SDGs(持続可能な開発目標)の基礎が学べる冊子「はじめてのSDGs 知っておこう!未来を変える3つのキーワード」を発行した。同行の本支店などで手に入る。
冊子はA5判のオールカラーで表紙・裏表紙含め全16ページの構成。自治体や教育機関などと連携しながら持続可能な社会を目指す団体で「SDGs for School」を展開する(一社)シンク・ジ・アース監修のもと作成された。
学習指導要領に追加
冊子は今年から小学校の学習指導要領にESD(持続可能な開発のための教育)が追加されたことを受け企画された。同行広報担当者は、「普段からSDGsの取り組みを推進し、金融教育などで関わりがある当行だからこそ制作しました」と経緯を話す。
内容は「誰も置き去りにしない」「私たちの世界を変革する」「経済・社会・環境の調和」の3つのキーワードからSDGsへの理解を促すもので、具体的な事例なども紹介している。ワークショップのシートも用意されており「自分の暮らしと世界の課題のつながり」を考えることで、今日から未来のために何ができるのかを話し合いながら、理解を深めることを狙いとしている。
同行は、本店の社員食堂で環境に配慮した持続可能な水産物「サステナブル・シーフード」を提供することで海の豊かさを守る取り組みを行うほか、キャッシュレス決済の普及活動などSDGsの達成を推進している。
以前から金融教育にも力をいれており、「はまぎんおかねの教室」と称して銀行員が県内小中学校・高等学校へ出向き、おこずかい帳の付け方やキャッシュレスの仕組みなどを教えるほか、教員とのカリキュラム開発、銀行見学の受け入れなどを実施する。金融教育に携わる同行ブランド・CSR推進グループの谷口悠子さんは「この冊子を通してSDGsに興味を持ち、行動に移すきっかけとして活用いただければ」と呼びかける。
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