神奈川県立あおば支援学校で8月6日、同校高等部1年生21人と市ケ尾高校、桐蔭学園高校の生徒が交流し、一緒にボッチャを楽しんだ=写真。
パラリンピックの正式種目としても知られるボッチャ。市ケ尾高校からは市ケ尾ユースプロジェクトのメンバー3人と、その卒業生が参加した。同プロジェクトは区とNPO法人まちと学校のみらいの協働事業で、中高生と地域住民がまちづくりの活動を行っている。あおば支援学校が同団体に声をかけ、一緒に防災教育を進めようと計画していたことから、その導入として今回の交流の場が企画された。
一方、桐蔭学園から参加したのは差別なく障害者と健常者が共生するにはどうしたらよいか、ゼミで考え活動していた生徒たち4人。4月にあおば支援学校が新設されたことから、生徒が自主的に連絡したことがきっかけとなり、一緒に交流することに。ボッチャの指導や道具は横浜市スポーツ協会が協力。公立、私立を越えた交流の場となった。
当日は混合チームで、試合も実施。市ケ尾高校の川島駿作さんは「はじめはみんな緊張していたが、やっているうちに掛け声が出たり、応援し合えたりできた」と笑顔。あおば支援学校の生徒も川島さんに対し「一緒にやれて嬉しかった」と語っていた。また「障害の有無の壁を越えてスポーツは楽しめると学んだ」と桐蔭学園の森田元気さん。あおば支援学校の横澤孝泰校長は「高校生たちも楽しんでくれ、自然に3校交流できた。今後いろんな形につながれば」と話していた。
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