5月9日
悩みを話して自己理解を
青葉台地域ケアプラザ
4月12日
横浜市では小中学校などで夏休みが明け、登校が始まった。長期休みの後はクラスメートや先生との関係づくりに不安を持ち、学校に行きづらいと考える子どもも多い。青葉区内で子どもの居場所を運営する「ラフェリーチェ」の穂志乃愛莉代表は「特に今年は新型コロナウイルスで休校が長く続いた影響があるほか、感染に不安を感じているケースもある」と話している。
元々育児支援を行っていた同団体は休校が始まった3月初旬から、区内にある活動拠点の一軒家に小中高生を受け入れ、学習支援を開始。現在、学校は再開しているが、出席できない子どもらは朝から受け入れているほか、オンラインでのやり取りや放課後のみの利用も含めて支援を継続。今も体調が不安定な子どもやマスクの着用による肌荒れなどで学校に行きづらい、人間関係の不安から行くのが怖いといった状況の子どもたちが過ごしているという。
1日の利用料は300円。昼食の利用はプラス300円だ。一部中学校では同団体の学習支援を利用することで出席扱いになるという。
勉強できる環境へ
学習支援は、3月から学校が休校となったことに伴い、病気や共働き、一人親世帯等の事情から、子どもの勉強を見られないとの保護者の声や、特に中学校以上では多くの宿題が出されていたなどの事情がきっかけだ。
さらに日々の給食がなくなったことで、食事や生活リズムが整わず、次第に子どもの体調が悪くなってきたケースが複数で見られたという。そこで、フードバンクからの寄付食材等を利用して昼食も提供しながら、ボランティアらが子どもたちの勉強を支え、運営を続けてきた。利用者の中学生の一人は「ここに来ると勉強できる」と話す。
穂志乃さんは「集団に馴染めないけど対個人なら勉強できるという子や、放課後を含め家で一人で過ごすのが心配なお子さん、母子家庭のお子さんなどご相談ください」と話す。相談はラフェリーチェ【携帯電話】080・6708・0773へ。
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