今年4月に上谷本町で開校した、神奈川県立あおば支援学校(横澤孝泰校長)の開校記念式典が11月1日に開催された。当日は来賓や高等部1年生、保護者、教職員ら約100人が出席。学校と子どもたち、地域との歩みが始まっている。
昨年11月に県立29校目の特別支援学校として中里学園跡地に設置され、今月で創立1年を迎えた同校。現在、肢体不自由教育・知的障害教育の2部門からなる小学部・中学部・高等部の児童生徒85人が通っている。
式典は、新型コロナウイルスの感染対策のもとで挙行。横澤校長は同感染症流行の最中での開校となったことを振り返り、「困難な状況での船出となったが、地域をはじめ多くの方から励ましの言葉と支援を頂いた」とあいさつ。生徒に向けて「皆さん一人ひとりの新たな歴史がここ、あおばで創られていきます」と語りかけた。またスライド上映も行われ、学校の紹介や、児童生徒たちの学校生活の様子なども紹介された。
このほか、当日は校歌を作詞・作曲した、柿の木台在住のピアニスト、松本有理江さんと、校章をデザインした横浜美術大学4年生の新田一生(いっせい)さんに感謝状の贈呈が行われた。新田さんは昨年度にみたけ台小・中、鉄小学校など近隣小中学校や高校、特別支援学校、住民から集まった図案を参考に校章を制作。「生徒たちが学校を通じて共に成長し、地域の幸せや人々の幸せに繋がっていくことを願っています」と語っていた。
また、式典では松本さんが完成させた校歌2曲も初めて披露。曲名は「学び舎あおば」と「Happy!」で、松本さんの伴奏で生徒たちが合唱を行った。
初の文化際も
式典のあった1日と翌日の2日間は初の文化祭「あおばフェスタ」も開催。こちらも感染症対策から保護者のみの参加となったが、子どもたちによる作品展示や発表などが行われた。
創立記念演奏会も実施され、松本さんと、その娘で国内外で活動するバイオリニスト、紘佳さんが演奏。「チャールダーシュ」などが演奏され、参加者たちはその響きに耳を傾けていた。
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