緊急事態宣言が1カ月延長され、営業時間の時短要請に応じる青葉区内の飲食店でも厳しい状況が続いている。
青葉台の鳥料理専門店「横濱 鳥鮮」では午後10時までだった営業時間を8時に短縮。感染拡大防止のため座敷は閉じ、カウンター席も1組ごとに間隔を空けている。普段であれば店主の小川進さんが腕を振るうこだわりの鳥料理をお酒と一緒に楽しむ客でにぎわうが、取材に訪れた金曜夜でも客は1組。小川さんは「時短要請に伴う協力金が交付されるが、正直厳しいのが本音。でも、地域に支えられてこれまでやってこれたので、ここはしっかり協力したい。また、常連のお客さんたちが『頑張ってね』とわざわざ顔を出してくれたり、本当にありがたい」と話す。
昨年からのコロナ禍で国や県、市も様々な補助金などを用意しているが、青葉区料飲連合組合の近藤幸夫理事長は支給の遅れを指摘する。「昨年申請した家賃支援給付金が未だに振り込まれていない組合員もいるなど、補助金があっても先が見えないことが不安。緊急事態宣言の延長によって今の状況が続けば、3月には耐えられない店も出てくるのは」と危機感を抱く。
「それぞれの店がまじめに感染対策を講じ、お客様のためにとプライドを持ってお店を営業しています。ぜひこれからも地域のお店をお支えいただければ」
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