彫刻家の岩渕俊亨さんが青葉台カルチャープラザで仏像彫刻の教室を開いている。
岩渕さんは35年前から区内で教室を始め、現在は同教室のほか緑区の福泉寺と世田谷区のコミュニティクラブたまがわの3教室、約30人に仏像彫刻を教えている。カルチャープラザで学んでいるのは20代から80代の生徒10人。奥が深くて難しいと口を揃えて話すが、「物を作るのが好き」「仏教に興味がある」「寺院が好き」など様々な思いで腕を磨く。
初めは彫刻刀に慣れながら地蔵菩薩像を3カ月から1年ほどかけて作る。上達すれば好きな仏像を作ることもできる。岩渕さんは「四角い木を自分が彫ることで形が現れていくところが面白い」と魅力を語る。
1月に入会した伊藤正喜さん=写真右下=は10年以上趣味で帆船模型を作っている。模型の彫刻の飾りを自身の手で作りたくて始めた。伊藤さんは「帆船は付け加えて作っていくが、仏像彫刻は削って作り上げていくのが面白い」と話す。
今年で始めて6年目の中川潤一さんは「彫る音やヒノキの香り、木の温かさなどを感じることができる贅沢な趣味だ」と笑顔で語る。
来年の秋には3教室合同で生徒主催の展覧会を開催予定だ。カルチャープラザの教室についての問い合わせは【電話】045・482・3737へ。
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