今季から日体大フィールズ横浜の監督を務める 大槻 茂久さん 鴨志田町在勤 41歳
チャレンジ精神を大切に
○…なでしこリーグ1部の日体大フィールズ横浜の監督を今季から務める。日体大OBで2008年から5年間、男子・女子サッカー部のコーチを務め、神奈川大学女子サッカー部監督を経て、9年ぶりに戻ってきた。今年は学生のみのチームでトップだけでなく全体を見る役割を担う。「日体大の伝統である諦めない心や勝負強さが今も引き継がれている。選手の将来を見据え、勝負と育成の両方にこだわりたい」と意気込みを語る。
○…京都で生まれ育ち、日体大進学を機に横浜へ。小学1年からサッカーを始め、高校時代はキャプテンも務めたが、地元の少年サッカーチームを指導する機会を得て、この頃から指導者を目指すように。「選手としての力量は分かっていた。サッカーに関わって一番貢献できる道を探した時、それが指導者だった」。日体大では3年から選手兼コーチを務め、卒業後は同大大学院に。スポーツ心理学やコーチングを学ぶためドイツにも留学。その後同大で助教として勤めながらサッカー部のコーチを務め、本格的に指導者としての道を歩み始めた。
○…フィールズで目指すのは個の特徴を生かした攻撃的なサッカー。大敗した次の試合でも「3点取り行こう」と選手を鼓舞する。「大切にしたいのはチャレンジする精神。選手には卒業後も次のステージで活躍してもらいたいからこそ、常に前向きにいきたい」。結果を追いながら育成にも心を配る難しさにやりがいを感じている。
○…シーズン中は週1回の休みもないほど多忙だが、つかの間の休息を癒してくれるのは小学生の2人の愛娘。シーズンはまだ序盤で長い戦いが続くが「見てくれる方々に勇気を与えられるような試合ができるよう、一丸で戦っていきます」
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