コロナ禍で演奏機会を失った青葉区内の中学・高校吹奏楽部に舞台を提供する「青葉台エールコンサート」が11月23日にフィリアホールで開かれた。ホールでの演奏が初めてという生徒もおり、「緊張したけれど楽しかった。機会を与えてくれた方々に感謝したい」と喜びの声が聞かれた。
このコンサートは、青葉台東急スクエア(高橋駒貴総支配人)が企画したもの。東急スクエアでは毎年区内の中学・高校吹奏楽部による演奏会を共用スペースで開催していたが、コロナ禍で昨年3月から中止に。そこで、今回のコンサートを企画し、7月からクラウドファンディングで開催資金の協力を募ったところ、吹奏楽部のOB・OGなど、県内外267人から約227万円の支援金が集まった。
当日は、鴨志田、もえぎ野、青葉台、谷本、田奈、緑が丘中学校、横浜翠陵中学・高等学校の吹奏楽部が参加。最初に登場した鴨志田中学校は、同校吹奏楽部の定番、MONGOL800の「小さな恋の歌」など3曲を披露。演奏後にはプロの演奏家からの講評もあり、そのアドバイスに生徒たちは深く頷いていた。同部の望月彩里さんと佐久川結衣さんは「ホールで演奏したのが初めてで緊張したけれど、みんなで1つの音楽を作れて楽しかった」と笑顔で語った。
同施設の高橋総支配人は「コロナの感染状況など、今日を迎えるまで様々な困難があったので、この日を迎えられて本当に嬉しく、感極まりました。地元の方々をはじめ、この場を作ってくださった皆さんに本当に感謝したい。吹奏楽部の生徒さんたちにとって素晴らしい記念になってくれれば」と語った。
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