地域団体「やさしい街あざみ野実行委員会」はこのほど、高齢者および認知症に関する意識を調査したアンケートの報告書を公開した。
同実行委員会は、認知症や高齢者が住みやすい街づくりを目指して活動しており、今回の調査で現状を把握し、取り組みを進めることが目的。アンケートは活動に参加している桐蔭学園=鉄町=が昨年6月から7月にかけて、あざみ野地域の住民などを対象に実施した(有効回答数493)。
報告書によると、認知症の人との関わりについて、60代の60・6%が関わりがある(あった)と答えた一方、20代は35・4%で、世代による差が大きかった。また、「認知症サポーター養成講座」の認知度を尋ねる質問では「知っている」と答えたのは50代の40・2%が最も高く、20代・30代・40代・80歳以上で30%を切るなど、全年代とも低い結果となった。
健康状態は良好
50代・60代の回答者を抽出し、全国調査と比較しながら健康等の実態も調査。健康状態を尋ねる質問では、あざみ野の50代は75・1%、60代は72・7%が「良い」「まあ良い」と回答。全国調査の57・2%、52・4%を大きく上回った。
また、「これからの人生について、こういう活動をして過ごしたいという見通し」の有無を尋ねたところ、あざみ野の50代は66・6%、60代の55・5%が「見通しを持っている」と答えた。また、その活動内容を尋ねたところ、50代は「家族との生活」、60代は「仕事」が最も多かった。特徴的だったのは、両年代とも2番目に多かったのが「ボランティアや地域・社会支援」で、全国調査よりも高く、社会参加意欲の高さも明らかになった。報告書の内容は下記参照。【URL】https://www.toin-tc.com/post/20220111post
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