不登校でも学べる機会を 横浜市会議員 藤崎浩太郎の市政報告
横浜市の2020年度の不登校児童生徒は5687人、病気による長期欠席児童生徒は715人、保健室登校児童生徒は815人となっています。加えて「不登校」には至っていないものの、短期間の欠席が続いているなど、様々な理由で学校に通えない、授業を受けることができない子どもが数多くいます。
一方、21年4月からはGIGAスクール構想の一環として、子ども達には1人1台タブレットやPCが配布されています。同構想は誰一人取り残すことなく、個別最適な学びの実現が目標ですので、不登校をはじめ、教育を受ける機会を失っている子ども達にもICTを活用して教育環境を整えることが必要です。先日視察に行った岐阜市の不登校特例校では、子ども達は通学のほかに、タブレットとオンラインによる家庭学習だけでの学び方も選択できるようにしていました。
平時でも端末の持ち帰りを
そもそも横浜市では、コロナ禍での分散登校や学級閉鎖等の際には端末の持ち帰りを認めていますが、あくまでも緊急時の対応です。平時でも子ども達の教育を保障するために、端末を持ち帰り、家庭等でも自主的に学習できる環境を整備するべきです。議会で教育長に提案をしたところ、検討を進める旨の答弁がありました。迅速に検討を進め、子ども達の教育を受ける権利を守ってほしいと思います。
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