おばあちゃん先生の子育てコラム 第23回「四季の移ろいと一緒に成長を楽しみましょう」
日本にははっきりした四季があります。ですから、自然と感情が豊かに育ちます。保育園では季節の移ろいを日々の保育に取り込んで1日1日が、ゆっくりゆったりと過ぎていきます。子育て真っ最中のそんな時だからこそ、少し遠くの景色や足元の葉っぱに咲いている小さな花に心して目を向けてみましょう。
満開の桜咲く春には「さいたさいた チューリップの花が ならんだ ならんだ 赤白黄色〜♪」ほら、ママが幼い頃、口ずさんだ歌がすぐに歌えているでしょう。花を指さしながら歌っている先生の真似をします。
夏になる頃には先生と園児の信頼関係もしっかりできて、水道で濡らした服が見つかり「こんな濡らしちゃって、もう、おしまい」と叱られ「しょうがないか」とお茶目さんの顔でその場をやり過ごしていますヨ。秋にはお手伝いを頼まれるとうれしくて一生懸命に取り組みます。また、オムツ外し、トイレトレーニング開始にはいい時期です。
春夏秋冬の最後、冬には幼子にも「心」がゆっくりとですが育っていることを感じる機会を見逃さないようにしましょう。スマホの絵文字のように「悲しい」「ごめんなさい」と思える子になっていきますので冬には一度立ち止まって、先生は深呼吸をします。四季でひと回りの見通しを持っている育て方をしてみませんか。(つづく)
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