谷本中学校(高部振司校長)の2年生が、着なくなった子ども服を回収し、難民など服を必要としている人々に届ける取り組みを行っている。
これは(株)ファーストリテイリングが国連難民高等弁務官事務所と取り組んでいる学習プログラム「”届けよう、服のチカラ”プロジェクト」に参加して実施したもの。世界的な取り組みであるSDGs(持続可能な開発目標)を学ぶ中で、生徒が実践する機会とすることが目的。
9月に同社社員による出張授業を受けてリサイクルの意義などを学び、10月下旬から11月17日まで他学年や近隣小学校、幼稚園、保育園に呼びかけ、乳児用から160cmサイズまでの子ども服を回収。段ボール箱88個、約1万4000リットル分集まった服は11月下旬に同社に発送済で、今後選別、梱包され、難民キャンプに届けられる。
プロジェクトを主体的に主導したのは2年生の福祉委員6人。委員長を務めた小野寺佳蘭(かいら)さんらは、服を着ることができない子どもがいることに衝撃を受けたと説明。ポスターやPR動画を作成して、各所に協力を呼び掛けたという。6人は「着ていなかった服でも役に立つことを知った」など感想を語ったほか、「SDGsは知っていたけれど、活動まではしていなかった。今後は自分もリサイクルしようと思う」などと話していた。
![]() 集まった88個の段ボール=学校提供
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