学校生活に悩む児童生徒の居場所として12年前に開校されたボランティアスクール「横浜みどりの学校ひまわり」(しらとり台/渡辺正彦校長)の「小さな卒業式」が、3月25日にしらとり台自治会館で行われた。
同校は発達障害や不登校なども含め、通学できない悩みを持つ小学生から高校生程度までが在籍。月曜から土曜の午前10時から午後2時30分まで開校している。
在籍する学校の判断にもよるが出席扱いとして認められるケースも多く、市内外から現在も約60人が通う。保護者の負担を減らすために週に何日でも登校できるフルタイム会員で活動費は月3千円、週1日の場合は月1千円。スタッフは全員がボランティアで、その中には卒業生も多い。
今回の卒業式には11人の卒業生のほかに在校生、保護者、ボランティアスタッフなどが出席。児童、生徒が頑張ってきたことなどを渡辺校長が語りながら、一人ひとりに卒業証書を手渡した。
渡辺校長は、さつきが丘小学校の元校長。在校時から校長室を開放するなど、学校生活に馴染めない子どものケアに腐心してきた。渡辺校長は「ひまわりで学んだことを活かして、自信を持って歩んでほしい。道は大きく開けている」と卒業生に呼びかけた。
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