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公開日：2023.05.25
青葉区
男性が長寿全国2位
平均寿命83.9歳
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青葉区の平均寿命の推移
青葉区の男性平均寿命が83・９歳で全国２位であることが分かった。厚生労働省が５月に発表した「２０２０年市区町村別生命表」によるもので、１位だった前回と比べ順位は下がったが、平均寿命は０・６歳延びた。
生命表は５年に１度、日本の人口と死亡数、出生数をもとに２０００年から作成され、今回の発表が５回目となる。
男性の平均寿命は前回（15年）が83・３歳で１位。前々回（10年）は81・９歳で８位だった。順位は変動しているが、平均寿命自体は延びている状況だ。一方、女性は今回88・８歳で全国13位。前回は88・５歳で９位、前々回は88歳で20位で、男性同様に平均寿命は延び続けている。
なお、男女ともに全国１位は川崎市麻生区で男性が84歳、女性が89・２歳だった。
横浜市全体の平均寿命は男性は82・３歳、女性は88・１歳。18区別に見ると男女共に１位だった。
この結果を踏まえ、区の高齢者福祉などを担当する福祉保健センター高齢・障害支援課は「順位は下がったものの、平均寿命が男女共に延びていることは前向きに捉えている」と説明。寿命の延伸自体の要因は特定できないとしつつ、「行政だけではなく、地域ケアプラザや自治会町内会による健康づくりなどの取り組みなどが結果につながっているのでは」と述べた。また、同センター福祉保健課は「特にコロナ時期はウオーキングマップなどの配布数も多かった。区民の健康への意識の高さを感じている」と話す。また、青葉区は街路樹が多く、緑が豊かな丘陵地帯。体を動かすのに最適な公園が市内トップの２３３カ所あることや医療・介護施設が充実し、近隣にあることなども平均寿命を押し上げた要因として考えられるという。
健康寿命の延伸も
青葉区は28年には75歳以上の高齢者数が市内トップになる見込みだ。高齢・障害支援課は平均寿命だけではなく、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」の延伸も重視していく方針で「自分らしい暮らしがいかにできるか。区民の皆さんと一体となってこれまでの取り組みを継続しつつ、新たな取り組みにもチャレンジしていく」と話した。
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