未使用の食品を集めて福祉施設などに寄贈する「フードドライブ」。この活動に取り組んできた桐蔭横浜大学の学生がこのほど、認定NPO法人スマイルオブキッズが運営する「リラのいえ」=横浜市南区=に対して食品を寄贈した。
今回寄贈されたレトルト食品や缶詰は、学生たちが4月に行われた「桐蔭マルシェ」で呼び掛けて集めたもの。寄贈先のリラのいえは、難症例を扱う県立こども医療センターに入院する子どもの家族が滞在する宿泊施設。全国各地から付き添いで来る家族に対し、経済的、精神的な負担を軽減できるようボランティアらで管理運営している。同大では学生の実習先という縁があり、今回の寄贈先に選ばれた。
当日は高野いゆさん(スポーツテクノロジー学科3年)と三浦凛さん(スポーツ健康政策学科2年)が訪問。リラのいえには大手術を経て退院した生後2週間の赤ちゃんと両親が滞在しており、利用者の代表として、食品を手渡した。
フードドライブ活動に取り組んだ三浦さんは、リラのいえの力になれたことを感じながらも、フードドライブはまだ浸透していないと実感も。「今後はもっと広く広報活動をしていきたい」と話した。一方、高野さんは「さまざまな社会問題をフードドライブを通して感じることができた。この経験を生かして将来の道を改めて考えるきっかけとなった」と感想を語った。
一方、リラのいえの谷畑育子事務局長は「今まで企業からの支援はあったが、学校からの支援は初めて」と話し、「利用者、家族の皆さんへの大きな力になった」と感謝を伝えていた。
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