第34回「みどりの愛護」功労者国土交通大臣表彰の受賞者がこのほど発表され、青葉区内で活動する「もえぎ野ふれあいの樹林愛護会」(杉浦一夫会長)が受賞した。6月3日には福岡県北九州市で全国「みどりの愛護」のつどいが開かれ、表彰式が行われた。
花と緑の愛護に顕著な功績のある民間団体に対し、緑化推進活動の模範として称える同表彰。今回は全国で88団体、横浜市内からは5団体が選出された。
もえぎ野ふれあいの樹林は、もえぎ野にある広さ1・4ヘクタールの小高い森で、1998年に開園。2011年には土地の4分の3が「みどり税」によって横浜市に買い上げられ、市の所有となっている。
活動の励みに
もえぎ野ふれあいの樹林愛護会は、同樹林の土地所有者だった石原力氏を初代会長として98年に発足したボランティア団体が母体。地元の町内会や幼稚園、小学校、中学校とも連携しながら活動している。
同愛護会には4月現在で35人が所属。杉浦会長は「全員で頑張ってきた結果が認められてうれしい。活動の励みになる」と笑顔を見せた。
活動は毎週日曜日の午前9時30分から正午まで。快適で安全な樹林の保全が主目的で、落ち葉掃きや草刈りなどの遊歩道の管理、植物の保護育成も行っている。また夏休みには子ども向けのイベント「樹林で遊ぼう!」を開催。児童・生徒向けの自然観察学習にも積極的に協力してきた。樹林の植物調査や開花調査などを載せた広報誌も約2カ月に1度発行し、会員や近隣の学校などに配布している。
コロナ禍により、外部との連携活動はほぼ休止状態だが、昨年は青葉区が主催したオープンガーデンに参加。夏の「樹林で遊ぼう!」は中止としたものの、恒例のスズムシの配布を実施したところ、広く募集をかけなかったにも関わらず69人が列を作ったという。
「コロナ禍になってから、自然の大切さを感じてか、来園者が増えている。今後は一緒に活動してくれる人を募集しながら、緑豊かで貴重な空間を、次世代に受け継いでいきたい」と杉浦会長は話している。
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