もえぎ野中学校将棋部の2チームが神奈川県代表として7月27日に都内で行われる文部科学大臣杯第19回小・中学校将棋団体戦・東日本大会に出場する。県代表5チームのうち2チームを占める同部。上位大会を目指す。
東日本大会の予選として6月25日と7月2日に横浜市内で行われた神奈川県大会。県内中学校から1チーム3人、計105チームが参加した。このうち、棋力等が考慮された上位16チームが東日本大会の出場権を争う選抜戦にエントリー。同部からも、もえぎ野中学校AとBが出場した。
県大会は棋力の高い順に1番手、2番手、3番手となり、相手チームと一斉に対局し、勝敗を決める。選抜戦16チームは4つの予選リーグに別れて総当たりで上位2チームが決勝リーグへ。決勝進出の8チームは2リーグに別れ、それぞれ上位2チームが東日本大会に進出。3位の2チームから、試合成績によって1チームを選出する。
もえぎ野中Aは予選を全勝、もえぎ野中Bは2勝1敗の2位で決勝に。もえぎ野中Aは栄光学園中学校AとB、もえぎ野中Bとの部内対決を制して決勝でも全勝。もえぎ野中Bも試合成績から東日本大会出場を決めた。
県内有数の強豪
県大会決勝に進んだ他チームはすべて私立という中で輝く公立の星。同部は過去十数年で、ほぼ県大会を突破している県内の強豪だ。特にもえぎ野中Aは四段相当2人と三段相当1人という強力なメンバー。部員たちは近隣の将棋教室出身者が多く、元々の棋力の高さに加え、同部元顧問で、現在は指導員の安部義三さんの指導の下、部内で切磋琢磨してきた。部活動は週3日間という制限があるものの、部員たちは自宅でも問題を解いたり、オンライン上で対局するなど、棋力向上に取り組んでいるという。
東日本突破向け
北海道から静岡県まで代表32チームが出場する東日本大会。同大会上位2チームが、西日本大会を突破した2チームと日本一を賭けて勝負する決勝大会へと駒を進める。
もえぎ野中Aのメンバーで、部長の内山奏樹さん(3年)、副部長の塚田千洋さん(同)はともに昨年も東日本大会に出場しているが、初戦で敗北している。同部の東日本大会最高成績はベスト4と壁は高い。しかし2人は「決勝大会に行く自信はある。油断しないように対局したい」と語った。もえぎ野中Aで唯一の2年生、福永悠斗さんは初の東日本大会だが、「ミスをしたら負ける。一局一局大切にしていきたい」と語った。一方、もえぎ野中Bの檜山理さん(2年)は「日ごろの研究の成果を発揮したい」と話している。
青葉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>