横浜市では、市が定めた時間や職員配置等の基準を満たし、認定を受けた幼稚園・認定こども園で「横浜市私立幼稚園等預かり保育事業」(市型預かり保育)を実施している。市内在住の園児の保護者が就労や病気、通学などで、園の正規教育時間の前後に家庭で保育ができない場合に利用が可能だ。
同事業には「通常型」と「平日型」があり、両方とも平日の保育時間は平日午前7時30分から午後6時30分まで。一部の園は午後6時30分以降の延長保育を行っている。通常型は土曜も午前7時30分から午後3時30分まで保育を実施するほか、夏休み等の長期休業期間も対応する。一方、平日型は土曜は休園、夏休み期間にも最大5日間休園する。年末年始は両方とも休園。
保護者負担は「幼児教育・保育の無償化」に伴い施設等利用給付認定2号・3号を受けた園児のほか、国の無償化対象外の園児も市独自の助成で無償化となる(満3歳児市民税課税世帯は対象外)。
青葉区内では、19園が同事業認定園として預かり保育を実施(通常型か平日型かは各園に要確認)。利用には保護者の労働状況などの条件があり、保育の必要性に関して、横浜市から認定を受ける必要がある。
各園とも特色ある教育を行っているだけではなく、園庭など設備の充実度は保育園とは比べものにならない。共働きなどの場合に保育所だけを選択肢にするのではなく、幼稚園、認定こども園の預かり保育の利用も検討してはいかがだろうか。
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