今年創立150周年を迎えた谷本小学校の記念イベント第1弾として、同小で一泊する防災キャンプが8月26日、27日に行われた。主催は記念事業実行委員会で、運営の担当は谷本小おやじの会「たぬきクラブ」。
当日は児童70人強が参加した。最初に青少年の地域活動拠点「あおばコミュニティ・テラス」の大学生メンバー4人が防災教室を実施。同拠点が製作した防災ノート「まもるノート」を配布し、持ち出しリュックの中身を尋ねたほか、けがの応急処置、災害用伝言ダイヤルの説明も行った。
続いて段ボールベッド作りを体験=写真。体育館が就寝場所ということで、児童たちは段ボールをつなぎ合わせて敷布団代わりに。夕食には防災かまどを使い、炊き出し訓練も兼ねて調理されたカレーを食べたほか、谷本地区青少年指導員連絡協議会による恒例行事「親子映画の夕べ」も同時開催され、映画を楽しんで初日は終了。2日目は通学路上の危険予測など、災害想像ゲームも行われ、滞りなく2日間を終了した。
防災キャンプを提案したのは、たぬきクラブの高木真也会長。高木会長は大手日刊紙の記者でもあり、被災地取材を通して防災教育の重要性を認識していたという。「子どもたちに災害に対する心構えを持ってほしかった。家に帰って(防災キャンプが)『楽しかった』と言ってくれれば、家族で防災を考えるきっかけにもなる」と意図を説明。また、高橋哲雄校長は「関東大震災から100年、創立150周年の節目に防災キャンプを体験できたことは子どもたちにとって有意義だった」と振り返っていた。
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