今年1月に決勝戦が行われた第103回全国高校ラグビーフットボール大会で3年ぶり4度目の優勝を果たした桐蔭学園高校ラグビー部。優勝の原動力となった城(しろ)央祐主将と白井瑛人副主将の両名らが2月26日、青葉区役所の中島隆雄区長に優勝報告を行った。
「青葉区にある桐蔭学園」との強い思いから、同校から区への報告の場が今回初めて設けられた。当日は区側が中島区長と吉田雅彦副区長、桐蔭学園側が部員2人のほか、溝上慎一理事長と岡田直哉校長、ラグビー部の藤原秀之監督らが出席した。
全国大会決勝は8対5と36年ぶりのロースコアで東福岡高校を撃破。藤原監督は「(3年生が)1年間きつい練習を笑顔でやり、優勝という結果を出した」と部員の努力を称えつつ、報告した。一方、寮生活の3年間を区内で過ごした城主将は「地域の方に応援されるクラブづくりを目指してやってきた」と振り返った。また、青葉区育ちの白井副主将は小さい時から桐蔭学園のラグビーに憧れて入学したと話し、「個人としてもみんなの期待、希望を背負って戦ってきました」と胸を張った。中島区長は「ラグビー部の活躍は桐蔭学園だけではなく区全体の誇り」と称えたほか、今年区制30周年を迎えるにあたり、「皆さんが活躍できる未来をつくっていきたい」と語りかけた。
懇談では強さの秘密に迫る場面も。城主将は「3年間はとても短い時間。それで自分がどれだけ成長できるか。生徒の主体性が一番大事」と語り、練習の意図を理解して努力してきたことや、長時間に及ぶミーティングで意思の統一を図ってきたことなども説明。岡田校長は「自ら考え判断し行動できる子どもたち」を教育ビジョンに掲げる桐蔭学園として、ラグビー部はその実践をしていると誇っていた。
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