荏子田グラウンドを拠点とする小学生女子サッカーチーム「FCすすき野レディース」が6月8日、創部45周年と35年間チームを支えてきた吉村望代表=今号人物風土記で紹介=の卒団を祝う会をたまプラーザで行った。
同チームは1979年に設立され、289人の卒団生には現役日本代表の清水梨紗選手を始め、海外やなでしこリーグで活躍する選手を多数輩出している。
当日は創部45周年の祝いと、11期目から監督・コーチを務め、30期からは代表としてチームを率いてきた吉村代表の卒団を惜しみ、4期から45期の卒団生や保護者ら約170人が駆け付けた。
4期生で同チーム初の日本代表選手・松永知子さんが乾杯の音頭をとり、世代を超えて談笑したり、展示写真や試合結果を見たりして懐かしんだ。また、当時の写真が動画で流されると会場は大いに盛り上がった。
吉村代表には海外から駆け付けた清水選手や小林海青選手などから花束が贈呈された。小林選手は「週始めに雨が降ると土日になっても使えないくらいの荏子田グラウンドで育ったおかげで海外でも活躍できている」と笑いを誘い、清水選手は「原点であり、サッカーの楽しさを教えてもらった。戻ってくるチームがあることはうれしい」と感謝を伝えた。吉村代表は「これからもすすき野レディースとそれに関わる皆さんが幸せであることを願っている。戻ってこられるチームがあること。長く続くよう支援してほしい」と語った。
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