横浜市は、親が働いていなくても保育所などに子どもを預けられる「こども誰でも通園制度」の試行的事業として6月21日から市内13施設で順次受付を始めた。市は利用者の条件を「定期利用」に限定し、未就園児家庭の社会的孤立や育児負担軽減につなげていく。
保護者の多様な働き方やライフスタイルに関わらない形での支援強化を目的に行われる同制度。今回の試行的事業は、2026年度の全国実施を見据えたものだ。
市の取組では市内在住の6カ月から満3歳未満で、幼稚園・保育所・認定こども園・地域型保育事業等に在籍していない子どもが対象。利用する曜日や時間を固定し、定期的に利用することを前提とした「定期利用」に限定し、1人当たり月10時間まで。費用は1時間300円で給食やおやつなどがある施設は別途料金。世帯状況によって減免制度もある。現在、対象の13施設で順次申込を受付中で、7月以降に各施設で事前面談、8月から利用開始の流れだ。
すでに保育所などを利用している家庭の場合は、施設を通して子育ての悩みや不安を抱える状況を早い段階で把握でき、専門機関につなぐ等の支援を行ってきたものの、就園前の家庭に対しては接点自体が持ちづらい面が課題だった。そのため、市こども青少年局は今回の試行的事業では定期的な利用を通じ、就園前の家庭に対して「一緒に子育てに関わる中で支援につなげる機会にしていきたい」とする。
区内は2施設が対象
青葉区内の実施施設は「しらとり台保育園さつきが丘」(さつきが丘11の2/青葉台駅徒歩15分)と「りとる・ピッピ」(市ケ尾町1065の5/市が尾駅徒歩2分)の2カ所。しらとり台保育園は毎週火曜・木曜の午前9時から11時30分に実施。受入人数は各曜日1歳1人、2歳1人。一方、りとる・ピッピは火曜・水曜の9時から午後4時まで実施。受入人数は6人。利用者募集は施設ごとに行われており、しらとり台保育園は6月28日(金)まで電話(【電話】045・978・0015)で受付。りとる・ピッピは7月5日(金)まで入力フォーム(公式HP参照【URL】https://npo-pippi.net/littlepp/)から申込。両施設とも申込多数時は抽選となる。
同局は「子どもを一時的に預けることに抵抗感やハードルがあった人たちも『誰でも通園制度』をきっかけに子どもを安心して預け、子育てにゆとりを持てるようになれば」。現行の一時預かりとの住み分けについては試行的事業を通して整備していきたいとしている。実施詳細は市HP参照。
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