横浜市教育委員会は6月27日、神奈川県立音楽堂で「横浜市児童・生徒指導中央協議会」を開催した。同協議会は児童・生徒の健全な育成を目指し、非行防止や生徒指導、課題などを教育関係者らで協議するもの。
県警察本部少年相談・保護センターの大西一起技幹による少年非行の概要などについての情報提供、帝京大学大学院の蒲池啓子准教授による講演「再発防止に向けた横浜プログラムの意義」が行われた。横浜プログラムとは、2007年に市教育委員会がいじめ対策緊急支援事業として策定したもので、子どもに社会的スキルを習得させることなどが目標。
講演では神奈川区の羽沢小学校の児童支援専任、布施佐和子教諭らが登壇し、横浜プログラムの実践例を報告。会場内の参加者約700人も、同プログラムの「拍手リレー」を体験した。
1968年以来続く同協議会で初めての試みとして、パネルディスカッションも開催。市PTA連絡協議会の東隆幸会長からは、家庭で日頃からいじめ防止の意識を持つことの重要性が訴えられ、市青少年指導員連絡協議会の辺見伸一会長からは、7月20日に行う夜間パトロールと11月10日に各区で行われるいじめ防止イベントへの協力要請があった。
市子ども会連絡協議会の松本豊会長、中学校長会生徒指導部の栗田智則部長、大西技幹も登壇し、それぞれの立場からいじめの未然防止、対応について話し合った。
教育委員会の担当者は「学校、教師だけでいじめに対応するのは限界。周囲の大人が連携、協力して子どもを守っていく必要がある」と話した。
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