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青葉区版 公開:2024年7月18日 エリアトップへ

子どもたち支援/ぷぷあ 「本を読みにおいでよ」 区内私設図書館3館で

コミュニティ社会

公開:2024年7月18日

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左から飯倉さん、青柳さん、安生さん
左から飯倉さん、青柳さん、安生さん

 子どもと若者の図書館として、居場所を提供している「たまプラーザ駅徒歩2分図書館」(ぷらに)、「たまプラーザ駅徒歩3分図書館」(ぷらさん)、「あざみ野ガーデンズ徒歩2分図書館」(あざがに)。この3カ所で組織する「横浜市青葉区子どもたち支援/ぷぷあ」(青柳志保代表理事)が、子どもたちの貧困問題に取り組んでいる。夏休みを前に「困っていることがあれば相談を」と呼び掛けている。

子どもだけの居場所

 3カ所の私設図書館は「子どもだけでおしゃべりしながら自由に過ごせる場所」がコンセプト。寄贈された漫画などの書籍を自由に無料で読むことができる。対象は原則6歳から25歳まで。保護者の入館はできず、あくまで子どもたちが自由に来て過ごす居場所で、保護者の都合による預け先としては受け入れていない。なお、あざがにのみ、保護者同伴で0歳から未就学児も入館可だ。

 コロナ禍で子どもの居場所が減ったことを受けて2021年1月に青柳さんが自ら運営するスタジオ内の一部にぷらにを開所。青柳さんの思いに共感したアトリエ&カフェキズナの飯倉妃美子さんがぷらさん、(株)リードの安生(あんじょう)敏弘さんがあざがにを開き現在に至る。

 一方、コロナ禍も落ち着き、子どもの居場所であると同時に、不登校など学校に通えない子どもの利用が増加。関わりを深めていくうちに背後に貧困問題も見えてきたという。そういった状況を受け、貧困支援を中心に行う、ぷぷあを23年3月に設立したという。

貧困などへの支援

 ぷぷあが行っているのは、寄付や食料品の寄贈を受け、貧困世帯または困っている子どもや若者を支援すること。ぷらに、ぷらさん、あざがにでもインスタント食品などの補食を用意しているほか、生理用品や文房具なども必要な子どもに渡しているという。

 青柳さんによると、特に夏休みは学校がなくなるため居場所がなく、給食がないことで空腹の子どものことが懸念されるという。3カ所のどこでも「本を読みにおいでよ」と呼び掛けている。

寄贈・寄付に協力を

 ぷぷあでは貧困に関する相談を受け付けているほか、子どもに読んでもらいたい本や食料品の寄贈を呼びかけている。運営を継続するための寄付も募集中だ。【携帯電話】070・8471・5685【寄付】ゆうちょ銀行〇(ゼロ)二(ニ)九(キュウ)支店当座0107951※依頼人名または備考欄に「ププア」と記載

「本を読みにおいでよ」-画像2

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