おばあちゃん先生の子育てコラム 第48回 「半眼ママはみほとけさま」
日本は四季があるのに、秋なのに、9月半ばなのに、日中は36度のお天気予報です。その上、えっ?、又?、ドドドーン、ピカー!、あたりは暗くなり大型の雷に0、1、2才クラス児はこわくて泣いています。床に座っている先生の両足にしがみついて離れません。先生は両手に子どもたちを3人も抱きしめ、ひたすら「大丈夫、大丈夫...」しか言えません。3才児のかえる組はおへそのあたりを両手でおさえて、担任を微動だにせず見つめているし、きりん組、ぞう組の大きいクラスへ行ってみると、一斉に「先生、大丈夫だよね」と言わんばかりのアイコンタクト。「そうそう、大丈夫ですよ」と相づちを加えて、アイコンタクトを送りました。
でも、今年の異常な天候さえも我が物にして、子どもたちは年齢の階段をひとつずつ着実に上っていっています。0才は0才なりに、3才は3才なりに歩んでいます。
目の前にいるお子さまに対して一生懸命のあまり、ていねいに、そして細かい対応になり、ついつい、きびしい口調とけわしい顔でお子さまの前に立っていませんか。私も、当時はまさしく"こわいママ"でした。反省しています。今、ばあばになって子育て中のママさんへ伝えたいのは、子どもを信じて、時々目をカッと見ひらくのをお休みして、目を細く、うす目でみつめてはいかがでしょうか。
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