神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2024年9月26日 エリアトップへ

横浜市 サイエンス・ラボが始動 新たな教育データ構築

教育

公開:2024年9月26日

  • X
  • LINE
  • hatena
データサイエンス・ラボのイメージ(市提供)
データサイエンス・ラボのイメージ(市提供)

 児童生徒約26万人の教育ビッグデータを活用して教育内容などの充実を図ろうと、横浜市が準備してきた「横浜教育データサイエンス・ラボ」が9月20日に始動した。教職員、大学、企業が一堂に会し、学校にとって有効な教育データについて議論していく。

 市が教育ビッグデータを活用し、今年6月下旬から運用を開始している学習支援システム「横浜 St☆dy Navi」では、これまでに「健康観察」「授業アンケート」の回答データや「はまっ子デジタル学習ドリル」の取組履歴などのデータを蓄積している。また、横浜市学力・学習状況調査や体力・運動能力調査の結果についても学習支援システム上で児童生徒や教職員が確認するなど、9月時点で約9割の学校で活用されている。

 市は今まで市の学力・学習状況調査や「人の心」「社会性」などの非認知能力に関する調査研究など、事業ごとに得られたデータをそれぞれで分析してきた。それらを統合し、様々な種類のデータをかけ合わせて分析する仕組みが「データサイエンス・ラボ」。このほど始動した横浜教育データサイエンス・ラボでは、大学や企業などの専門的な知見を活かすことで、教育委員会や学校だけではできなかった分析が期待されている。教職員の課題感や求める効果を出発点として、日々蓄積されていくデータを大学や企業と協働して分析・研究を進めていく。

状況を把握し連携

 20日に初開催された同ラボでは、「算数・数学の学力と意欲の分析」「子どもの心の不調をなくす横浜モデルの開発」の2つのテーマで議論が交わされた。子どもが日々抱えるストレスの度合いを可視化。最適な対策を講じるためのデータを取得し、必要な医療や各機関と連携して解決に導く方向性等が話し合われた。

 教育委員会事務局教育課程推進室の丹羽正昇室長は「意見交換を通して、様々な教育課題を解決する手立てを構築し、子どもの学びの質の向上を図るとともに、よりよい学校教育を実現していきたい」としている。

青葉区版のトップニュース最新6

サイエンス・ラボが始動

横浜市

サイエンス・ラボが始動

新たな教育データ構築

9月26日

3氏で争う構図か

神奈川8区(青葉区・緑区)

3氏で争う構図か

次期衆院選前に本紙調査

9月26日

無電柱化が難航

災害時の第1次緊急輸送路

無電柱化が難航

計画策定時と同程度に

9月19日

消えゆく伝統「豆念仏」

黒須田

消えゆく伝統「豆念仏」

「自分らの代でけじめを」

9月19日

自販機で消防団員募集

自販機で消防団員募集

八洋と共創 県内初の試み

9月12日

661日ぶりに死亡事故

高齢者運転に注意喚起も

661日ぶりに死亡事故

9月12日

あっとほーむデスク

  • 9月5日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

  • 6月27日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 教えて!職人さん

    教えて!職人さん

    vol.15 外壁塗装の素朴な疑問に答えます!【4】

    9月26日

  • おばあちゃん先生の子育てコラム

    おばあちゃん先生の子育てコラム

    第48回 「半眼ママはみほとけさま」

    9月26日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook