キックボクサーとしてプロデビューし、10月5日にデビュー2戦目に挑む 小林 啓吾さん 青葉区在住 43歳
今できることを楽しむ
○…キックボクサーと社会保険労務士の二足の草鞋で、「闘う社労士」として活動している。セミプロ選手としての成績を評価され、8月にプロデビューを果たした。デビュー2戦目となる「第6回TRIDENT FC」の対戦相手は、パワーもスピードもある若い選手。「飲みこまれないように」、得意のパンチを武器に勝利を狙う。
○…生まれも育ちも青葉区。保育園児の頃、将来の夢はボクサーだったという生粋の格闘技好きだ。「父の仕事はエアコン工事。働く姿を見て肉体的なスポーツに憧れたのかも」。10代後半はちょうど、格闘技界で日本人が輝かしい活躍を見せていた時代。試合の迫力に惹かれて趣味で極真空手を始め、次第にキックボクシングの試合に出るようになった。
○…体を痛め一時期活動から離れていたが、8年前から龍拳會青葉台支部に所属。趣味のつもりが周りの熱量に刺激され、「誘われて試合に出てみたら準優勝ばかりで悔しくて」。優勝するまでやめられない、と本気で上を目指すようになった。「戦略を練って、勝った時の達成感は何ものにも代えがたい。きっと選手はみんな忘れられないと思う」
○…週5日でジムに通う練習漬けの日々を送っている。そんな中、新たに始めたのは、口や鼻、喉など自分の体だけで音を鳴らし音楽を作るヒューマンビートボックス。「キックボクシングは、体力的に一生は続けられない。ずっと続けられる何かを身に付けたくて」。いつか「ヒューマンビート・キックボクサー」の名でリングに上がるのだと、いたずらっぽく笑う。いつまでもはできない競技。だからこそ、「今できることを精一杯、楽しむ」。次の目標はもちろん、プロ大会の優勝ベルト獲得だ。
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