市政報告 51 中年期の不安に寄り添う市政を! 横浜市会議員 田中ゆき
中年の危機
中年期は、おおよそ40歳から64歳の25年間を言い、身体的、社会的、家庭的、心理的に変化の多い時期です。体力の衰えやスキル不足から、定年まで働き続けられるか不安を感じたり、子どもが巣立ち「空(から)の巣症候群」になったり、独身者などは孤独感や将来への不安が増したり、更年期障害や老化による健康不安、子育てと介護のダブルケアなど、様々な悩みや不安を感じやすい時期です。また、日常生活では、「仕事も私生活も順調なのに、毎日が楽しくない」「自分の人生、このままでいいのか」と憂鬱や葛藤を生じるなど、心理的危機「中年の危機」に直面するケースも少なくありません。
中年期ケアの充実を
中年の危機に直面する人は約8割と言われています。横浜市には「こころの電話相談」や「心とからだと生き方の相談」等の電話相談窓口がありますが、利用できる時間や曜日は限られています。LINE等を活用した相談窓口や24時間のSOSダイヤルなど、いつでも相談でき、かつ中高年の抱える課題に専門性を持った職員が対応できる体制の充実が必要です。中年期は、社会を支える重要な存在です。中年期が孤立せず、安心して暮らせる市政を推進して参ります。
|
|
|
|
|
|