青葉消防署(宇多範泰署長)は10月20日、日本体育大学横浜・健志台キャンパス内で遠距離送水訓練を実施した。同署消防隊や消防団などおよそ50人が参加した。
遠距離送水は地震火災発生時、断水やがれき等で消火栓が使用できない場合に複数のホースを繋いで遠距離にある川や池、防火水槽等から送水し、消火にあたるもの。1月に発生した能登半島地震でも同様の事態が発生し、火災被害が拡大。海水をくみ上げるなどの消火活動が行われたという。
当日は同キャンパス内に設置した簡易水槽から20mのホース35本を延長し、約700mの送水を行った。送水中に水圧が下がらないよう、途中4カ所で加圧ポンプを使用。迅速な消火活動には、水源、加圧ポンプ、放水地点間の連携が重要になる。参加者らは無線でコミュニケーションをとり、現場の状況把握を図った。宇多署長は「大規模震災に備え、地域との連携をより一層強めていく」と話していた。
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