30年前に制作された青葉区誕生記念ドラマ『青葉物語』でプロデューサーを務めた 市来 利之さん 桂台在住 68歳
地元と、人と、繋がる人生
○…今から30年前、青葉物語ドラマ委員会に所属し、青葉区誕生記念オリジナルドラマ『青葉物語』の制作に参加。(株)東急ケーブルテレビジョン(現・イッツ・コミュニケーションズ(株))からの人材派遣や機材の手配など、プロデューサーとして尽力した。「平凡な日々の繰り返しの中で、これほど印象に残るものはない。関われて幸せ」と当時を回顧する。
○…子ども時代を町田市で過ごした。早稲田大学政治経済学部で学び、1981年に東京急行電鉄(株)に入社。翌年、(株)東急ケーブルテレビジョンに配属され、番組制作等に携わってきた。印象深いのは、東急嶮山スポーツガーデン(現・あざみ野ガーデンズ)で行われていた年1回の区民参加ゴルフ大会の中継番組。「実況が付いて中継されるなんて普段ないからみんな緊張して。そんな中で”天才小学生”が登場したり」と目を細める。
○…妻と息子との3人暮らし。休日の楽しみはゴルフと、飼い犬と遊ぶことだ。犬か猫なら「犬だね」と即答。「柴犬で、茶色、小型…」と、こだわりの理由は中学生の頃の飼い犬アリス。リードもいらない賢さだったという。以来それにあやかって代々同じ名前を付け、今のアリスは4代目。性格は違うがみんなかわいい愛犬だ。
○…20代で青葉区に移り住み、およそ40年。仕事はもちろん、プライベートでも人との繋がりと信頼関係を大事にし、「地元にどれだけ入っていくか」に向き合ってきた。取締役会長の肩書を背負う今、社員に語るのは「目先ではなく5年後、10年後を見ること」。常に先を考え、現在の自分を省みて「地元を大事にするイッツコムらしいやり方」を次代にに引き継いでいく。「それで、みんながハッピーだったら僕は嬉しいね」
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