県立あおば支援学校=上谷本町=で11月1日と2日、文化祭と誕生祭を合わせた「あおばフェスタ」が行われた。
小学部から高等部まで肢体不自由教育と知的障害教育の2部門に、212人の児童生徒が通っている同校。学習発表の場としてさまざまな展示などが行われ、2日間で延べ800人が訪れた。
フェスタには18の外部団体も参加し、一緒に活動する姿も。青少年の地域活動拠点「あおばコミュニティ・テラス」は従来から実施している人気の落書きイベントを持ち込み、中庭で開催。児童生徒はチョークやキットパスで地面や窓に絵を描いて楽しんだ。
コミュニティ・テラスで活動する大学生、塚本悠斗さんは障害に関わらず参加できようにと、長い棒の先にチョークをつけた器具「マティス棒」を考案。同じく参加していた外部団体のSOLIZEが3Dプリンターを使って製作するなど団体同士の連携も見られた。
コロナ禍以来、初めて外部団体と大々的に協働で行われた今回。藤岡歩校長は「2日間とも大盛況。来年はもっと地域の方に来てもらえるようにしたい」と話していた。
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