「地域の課題をビジネスで解決する」がコンセプトの起業支援施設「まちなかbizあおば」の会員が、「Maeda Foods Guild(前田食品組合)」を立ち上げた。活動の皮切りとして、アルコール入りジェラート「酒祭(さかさい)」プロジェクトを始動。クラウドファンディング(CF)で支援を呼びかけている。
NPO法人協同労働協会OICHI(坂佐井雅一理事長)が運営する同施設。緑区、都筑区の姉妹店も含め、セミナーやイベントを通して地域の起業家や経営者をつなぐビジネスコミュニティーだ。開設から10年周年を迎え、「まちビズ会員内で発足するプロジェクトが大きくなってきた」とOICHI営業企画秘書の斉藤由夏さんは話す。
プロ3人が集結
まちビズ会員の安藤省吾さんは、緑区でイヤホンブランド等を手がける企業を運営。自身が開催したCFセミナーで、同じく会員で都筑区を拠点に活動する食品コンサルタントの永尾健史さんと知り合った。「日本ではあまり見ない洋酒入りジェラートを作りたい」という安藤さんに、永尾さんが都筑区のアイス職人、前田弘さんを紹介。各分野のプロが知識を共有し、互いのアイデアを実現しようと今年6月、3人で同組合を結成した。
「酒祭」はシャインマスカット&白ワインと巨峰&カシスの2種類。果実と酒の風味が両方生きる素材や配合を研究し、その道30年以上の前田さんが一つ一つ丁寧に作り上げている。味の研究にはとんこつラーメン専門店「七志」総料理長で、フレンチの経験を持つ河口敏郎さんも協力する徹底ぶりだ。CFは11月末まで。詳細は左下二次元コードから。また現在、試作品を七志たまプラーザ店と中山店で提供中(なくなり次第終了)。
着々と地域のプロの輪を広げている「まちビズ」。安藤さんは、「年末には、年越しそばと神奈川県の食材を使ったかき揚げも企画している。今後もユニークな商品を届けていきたい」と話していた。
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