プロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから2位指名を受けた 寺西 成騎さん 日本体育大学 4年
「痛み」を知るエース
○…3歳年上の兄の影響で野球を始めた小学3年生から、「プロになる」と信じて歩み続けてきた。今年のプロ野球ドラフト会議でオリックス・バファローズから2位指名を受け、夢の一歩を踏み出す。順位は自身の予想より上だったそうだが、野球部の仲間にとっては「想定内」。周囲の見立ての方が正しかったようだ。新入団選手の発表会は近々予定されており、「そこに立って初めてプロになった実感が湧くかも」と微笑む。
○…石川県の出身。小学校でも中学校でも全国大会に進むなど早くから頭角を現した。高校は、兄がエースで4番として甲子園に出場した名門・星稜へ。自身も1年時から甲子園のマウンドに立つなど順調な滑り出しを見せる。しかし、次第に肩の痛みに悩まされ、監督にも伝えず投げ続けて悪化。高校3年の春に手術を決断した。日体大に進学後もリハビリを重ね、本格的に投手復帰できたのは大学3年。春のリーグ戦でMVPを獲得するなど、完全復活を遂げた。「自分の身体への意識が変わった。怪我はつらかったが、悪いことばかりでもなかった」
○…大学では初めての寮生活を経験。「自炊はほぼゼロで外食ばかり」と苦笑する。青葉区に足を踏み入れたのも初めてだったが、今では投手陣で青葉台駅に飲みに繰り出すこともあるそう。体育会系のメンバーだけに、質よりも量が大事。「とにかくお腹いっぱいになれば満足」と笑う。
○…石川県に住む家族は「一番の支え」。リーグ戦での登板時には応援に来てくれるという。「次に実家に戻ったら、美味しいお寿司をご馳走したい」とにっこり。今年、地元では自然災害が続く。「大好きな石川県の皆さんに、元気と勇気を与えられるニュースを届けたい」と意気込む。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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