12月7日のあおば6大学FESでストレッチ講座を行うプロレスラー 大原 甫(はじめ)さん 川崎市高津区在住 40歳
現役大学生兼プロレスラー
○…スペイン語で「とても良い」を意味する「ムイビエン!」。プロレスラーとしての決め台詞であり、決め技であり、入場曲にも使っている自身を象徴する言葉だ。7日に行う講座名にも使われており、「参加した人の健康が『ムイビエン』になってくれたら」と期待を込める。
○…中学生の時にテレビで見たプロレスに衝撃を受け、専門学校卒業後、本格的にプロレスラーの道へ。メキシコでの武者修行を経て、現在はプロレスリング・ノアに所属。興行で全国を回っている。その一方で、祖父母の介護をきっかけに10年ほど前から転倒予防や介護についての勉強も。「知識が一切ない状態の介護はとても大変だった」と当時を振り返り、2015年から「学んだことを広めたい」と近所の福祉施設で介護予防や筋トレについてのボランティア講座を始めた。すると好評を博し、評判を聞いた人や団体、企業から講座の依頼がくるように。今では月に15回ほど講座を行う。
○…ボランティア活動を続ける中で、福祉や介護系の資格取得を考えた際に、ぶち当たったのは「高卒」の壁。諦めきれず定時制高校に入学したのは17年のこと。「周りは10代の学生ばかり。一際目立った」と笑う。20年には、現在も在学している通信制大学の星槎大学へ入学。「経験を伝えることで、子どもたちのキャリア選択の可能性を広げたい」と教育課程を選んだ。半年後には教育実習もある。「夢を叶えた後も人生は続くことを生徒に伝えたい」
○…プロレスと福祉、教育に関わる唯一無二のキャリアを突き進んできた。「やるからには、どれも疎かにしたくなくて」。今年40歳という節目を迎え「培った知識や経験を関わる人たちに還元したい」と意気込む。
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