横浜市は2024年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果を、12月20日に発表した。各種目の測定値から総合的に判断する体力合計点では、横浜市の生徒児童は全国の平均値より下回った。昨年度の結果との比較では小学校の男女、中学校の男子がやや上昇、中学校女子は横ばいだった。
同調査は毎年小学校5年生と中学校2年生の男女児童・生徒を対象に、市が実施しているもの。50m走や20mシャトルラン、ボール投げなど、9種目の記録を10段階で得点化し、体力合計点として算出している。調査は4月から7月までに小学5年生約2万6千人、中学生約1万6千人を対象に実施された。
体力・運動能力調査では、小学生男女の長座体前屈、小中男女の反復横跳びなど、いくつかの項目で全国平均を上回ったが、握力や上体起こしなどでは、小中男女で全国平均を下回った。
運動習慣についての調査では、「授業以外で運動やスポーツをする1週間の平均時間」が、小中男女全てで全国平均を上回った。「運動やスポーツは大切なもの」と答えた児童生徒の割合も、全国平均よりも高く、横浜市では運動習慣についての意識が高いことが分かった。
食に関する意識調査では、「朝食を毎日食べる」児童の割合は、全国平均よりも上回り、高い水準を維持している。市では「小学校での食に関する指導、中学校での食育実践推進校の取り組みや給食メニューコンクールなどが結果につながった」と分析している。
横浜市では6月から運用を開始した「横浜St☆dy Navi」による健康観察や体力調査結果の可視化に取り組んでいる。今後は、これらのデータを活用し、大学や企業等とも連携しながら、児童生徒の健康増進に向けたより効果的な取り組みを研究していく予定だ。
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