一軒屋を借りて多世代交流の場となるコミュニティハウスを運営するNPO法人「街の家族」(奈良町1566の24/押久保美佐子理事長)がこのほど「第18回かながわ子ども・子育て支援特別賞」を受賞し、表彰式が1月20日に神奈川県庁本庁舎で行われた。
同賞は、子ども・子育て支援活動のモデルとなる活動を表彰し、活動の活性化と県民全体に取り組みの機運醸成を図るもの。18回目となる今回は、個人・団体、事業者から46件のエントリーがあり、その中から大賞1件、奨励賞6件、草の根賞3件、特別賞1件が決まった。
同法人では、1つ屋根の下に老若男女が集まって食事や話を楽しむ多世代交流の場の提供や横浜市乳幼児一時預かり事業「まんまるーむ」、フリースクール「WA・Lau」の運営など様々な事業を展開している。活動は週3回で、区内をはじめ町田市などから訪れる人もおり、年間の利用者数は延べ2000人に及ぶという。介護予防教室などのイベント等も定期的に行われており、利用者の希望から企画が始まることもあるなど一緒に活動しているという。
東日本大震災を機に
「街の家族」は東日本大震災を機に、希薄になりつつある地域住民のつながりの重要性を感じた奈良町の住民有志らが集い2012年に活動を開始。20年にNPOに。現在、運営に携わるのは5人で、押久保理事長を除く4人は元利用者だ。
押久保理事長は「特別賞をいただけて嬉しい。さらに多くの人に活動を知ってもらう契機になれば」と受賞の喜びを口にする。運営の一人の磯島弥生さんは「子育ては孤立しがち。利用者だった時は人とのつながりを得られた」と法人の魅力を語った。副賞の15万円は、子どもたちの遊び場としてウッドデッキを作るために使うとのこと。
各事業の利用料金や活動日などの詳細は下記二次元コードから法人のホームページで確認を。
青葉区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>