青葉台東急スクエア
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オープニングイベントも
4月24日
「人生100年時代」といわれる現代。都筑区の「NPO法人ロクマル」(有澤厚子理事長)は、食を通した活動や関連するセミナー・講座などの開催で、60代以上の高齢者が地域社会と交わり、元気に過ごせるための場を提供。地域の活性化につなげる活動を続けている。
シニアでもない高齢者でもない
「ロクマル」は2011年、事務所が入るビル2階の厨房付きコミュニティースペース「みんなのキッチン」を使い、食を通した地域交流をきっかけに活動を開始した。
理事長の有澤さんは、元々雑誌社で働いた経験を持ち、1999年に地域コミュニティー紙を創刊。地元の主婦から企業の社長まで、さまざまな人々を取材する中、注目したのが、地域で活躍する、特に60歳前後の女性の「働き方」だった。「経済的な理由で働く人がいる一方、女性は子育てや介護などで働く機会が少なかった人もおり、自分らしさや生きがいなど、若い頃には『したくてもできなかった』働き方を追い求める人たちがいる。そうした女性たちの働き方を支援できないか」と思案。「食べて・語って・仕事が生まれる」をコンセプトに「食」を通じた地域のつながりを生む場として、60代の調理チームを結成。これが「ロクマル」へと発展していく。
有澤さんは「60代は子育ても終わり、会社や家計のために働くことから解放される『人生最高の時期』」と定義。高齢者でも、シニアでもないことを表現するため、数字の60を「ロクマル」と読み、自分の力を生かし柔軟に働く60代を「ロクマル」、50代を「プレロクマル」とネーミングした。
![]() 「高齢者こそITの利用を」と熱弁を奮う若宮さん
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