青葉区獣医師会会長 土田 直人さん 奈良在住 49歳
動物と飼い主の幸せ考える
○…区内28病院が加盟する青葉区獣医師会。野良猫の不妊・去勢手術の支援、病気や中毒の啓蒙活動などを行う。「最近は飼い主の知識や意識が高まっている」と活動を通じて感じる。獣医師として大切なことは”何でも話せる信頼関係”。治療は動物と飼い主双方に負担を強いる。「動物とその家族が幸せになる手助けをすることが役割」。信頼できるかかりつけ医を持つ重要性を訴える。
○…生まれは北海道。ビーグル、柴犬など常に犬とともに生活していた。医師である両親の影響も受け、獣医師を目指し上京。しかし、獣医大学卒業後は「サラリーマンに憧れ」製薬会社に就職する。バブル全盛期を謳歌するが、頭の隅には”獣医師”という未来像が常にあった。獣医師になった元同僚の話を聞き、決心が固まる。「動物と触れ合いたい」一心で会社を退職。5年後に区内奈良に動物病院を開院した。
○…趣味はダイビング。獣医師仲間に誘われたことがきっかけ。「嫌々参加したのに、普段じゃ見えない世界に魅せられて」と現在は月2回ほど潜る。愛用のデジタルカメラで海の魅力を撮る。渾身の一枚”ウミウシ”の写真は先日、雑誌に投稿した。「賞が取れるほどの力作」と、発売を待ち焦がれている。「趣味は気力や体力を補うもの。いい仕事をするための秘訣」と笑う。
○…現在は妻と犬、猫10匹以上と暮らす大所帯。「元気に食事をしている姿を見るだけで嬉しい」と顔をほころばせる。獣医師になりたての時、動物の治療が飼い主の意思に委ねられることに疑問を感じていた。「動物は言葉を話せない」。だからこそ発するサインを見逃さず、動物とどんな生活を送りたいかを飼い主と話し合う。それが双方の幸せのためだと信じる。「動物が好きだから」、この思いで頑張れる。
〈神奈川県後期高齢者医療広域連合からお知らせ〉【75歳以上の方が対象】いざ、健康診査へ!今こそ自分の身体を見つめなおす時 |
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