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青葉区版 公開:2014年10月30日 エリアトップへ

プロ野球ドラフト 国学院大 初の2人指名 田中・山下両選手 道開く

スポーツ

公開:2014年10月30日

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指名を受け、喜びをあらわにする田中選手(左)、山下選手(右)=23日
指名を受け、喜びをあらわにする田中選手(左)、山下選手(右)=23日

 プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が10月23日、都内ホテルで開かれ、国学院大学硬式野球部4年の田中大輝投手(文学部・22)が巨人に4位、主将の山下幸輝内野手(経済学部・21)が横浜DeNAに5位で指名された。同年に2人以上が指名されるのは、同大学で初。

 硬式野球部のメンバーはドラフト会議当日、たまプラーザキャンパス=新石川=そばの合宿所で、会議のテレビ中継を見ながら待機。田中選手に続き、山下選手への指名が画面に映し出されると、会場には歓声が響きわたった。

 「コントロールがよく、球種が豊富。可能性を秘めた投手」と鳥山泰孝監督(39)が評する左腕、田中選手。会見では「巨人はすごく強いチームで厳しい世界。素晴らしい先輩方を手本にしながら、1日でも早く1軍入りして先発ローテーションを守りたい」と語った。

 強肩強打の三塁手、山下選手は「自分のよさは勝負強さ。横浜を優勝に導きたい」と話し、「小6で母親を亡くし、父親が一人で育ててくれた。決まったときは感謝で涙があふれた」と指名の瞬間を振り返った。「家族からは『行くならDeNA』とも。ファンの友人が多いので嬉しい」。地元横浜の球団での活躍を誓った。

 鳥山監督は「2人に指名をいただいたことに感謝している。各球団で活躍して恩返しできるように、合同自主トレに向けてしっかり準備をしてほしい」と2人にエールを送った。

 部員90人の同部からプロ志望届を今年提出したのは、田中選手と山下選手、小木曽亮選手の3人。同大学は矢野謙次選手(巨人)、嶋基宏選手(楽天)らプロを輩出しており、昨年は杉浦稔大(としひろ)選手がドラフト1位でヤクルトに入団している。今年は本ドラフトで81人、育成ドラフトで23人が指名され、大学生は28人だった。

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