藤が丘にある「にじのことり」は青葉区でも珍しい夜間保育・夜間学童を実施している。
午後6時過ぎ、「おかえりなさい」と小学4年生の竹内一静(いちか)さんを迎え入れるのは三井恵さん。マンションの一室を利用して運営している同施設が目指すのは「家庭の延長」だ。三井さんと吉田文江さんの2人で運営し、平日午後5時から9時の時間内で、3歳から6年生までを預かる。土日や9時以降、宿泊なども要望に応じて対応する。
利用する子どもの生活に合わせ、保育園や小学校、各種スクールまで迎えに行き、一緒に手作りの夕食を食べ、入浴も行う。あくまで家庭のように過ごすことが特長だ。
三井さん、吉田さんは藤が丘幼稚園の元職員。「地域で女性が活躍するのに、子育てがネックになってほしくない。忙しい働くお母さんを助けてあげたい」と開設した思いを語り、「食事とお風呂を済ませて、帰宅後は親子の時間を過ごしてもらえれば」。週に1度の利用や残業のある月末だけなど、柔軟に利用が可能だ。
「お家みたい」
一静さんは週に1度、にじのことりを利用。水泳教室の後、フルタイムで働く母親の仕事が終わるまで過ごしている。「学校であった話をしたり、ご飯もおいしい。今はお家みたいに思う」と笑顔を見せる。母親は「アットホームで安心して預けられ、ありがたい。家族以外の色々な人と関わりも持てる」と感想を話す。
にじのことりの利用は1時間900円から。詳細は【電話】045・878・1799またはHP(ホームページ)を参照。【URL】 http://nijinokotori.com/
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