「ゴミ屋敷」解決に向けて条例制定 横浜市会議員 山下正人
TV等でも報道されることが多くなった、いわゆる「ゴミ屋敷」。自宅の敷地に大量のゴミを堆積させて近隣住民とトラブルになる様子をTV報道等でご覧になった方も多いと思います。横浜市も例外ではなく、悪臭・害虫の発生等の課題事例が60件確認され、中には10数年にわたり近隣から区役所に「なんとかして欲しい!」と要望が続いている例もあります。
9月議会では、ゴミ屋敷問題を解決する為に条例が提案され、議論がされています。ゴミ屋敷については大きく2点の問題があると考えます。
1、我々がゴミと言っても、当事者が個人の財産と主張すれば撤去出来ない
2、収集癖、地域からの孤立等々で一時的に撤去しても、繰り返しゴミ屋敷に戻ってしまう
この2点を考慮して条例を実行力のあるものにしなければならないと考えます。他都市の事例を見ても、福祉的配慮を言うあまり問題が長期化して課題解決に至らない。もしくは、立派な条例を制定しても実行が伴わずに問題を放置したまま。横浜市では他都市と同じ轍を踏むことの無い様にしなければなりません。
横浜市の条例の基本は福祉的アプローチを前面に、最後は行政の権限で代執行(役所がゴミ撤去)も可能にする案で議論が進んでいます。条例が可決すれば、12月から効力が発生します。10数年に渡り、健全な住環境が脅かされてきた住民に、1日も早く健全な住環境を取り戻すために、本条例の実行性を担保すべきと主張します。
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