青葉警察署や区役所、消防署、民間企業などが参加する大規模なテロ対策訓練が10月26日に江田駅前で行われた。
想定は、大和市内の歩行者天国に暴走車両が進入して次々に人をはねる無差別テロ。バスジャックした犯人が国道246号線を北上し、江田駅前のロータリーに停車させられたところから実地訓練が始まった。犯人は刃物を振り回してなお逃走を図ろうとしたが、警察官が連携して制圧。また、刃物で切り付けられた乗客も多数発生したことから、消防署と昭和大学藤が丘病院YMAT(横浜救急医療チーム)も出動し、応急救護訓練も合わせて行われた。
地域も警備に協力
一連の訓練は青葉区地域安全安心協力会の会議と合わせて行われたもの。
同会は2010年に市内で開催された国際会議を機に、地域と警察が連携して警備体制を敷こうと結成。現在は警察や行政のほか、民間企業や大学、病院などで構成し、テロ対策や災害対策、自主防犯などをテーマに活動を続けている。
会議では県警本部が来年横浜で行われるアフリカ開発会議やラグビーワールドカップ、再来年の東京五輪など、テロを警戒して厳戒態勢となる国際行事が複数あることを報告。今回の訓練もそれらを見据えたものだ。
今年度から会長を務める大高秀二氏(日本体育大学・健志台統括)は「日ごろから(テロに対する)意識を持つ大切さを実感した」と話していた。
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