男女ともに、働きやすい職場環境づくりを積極的に進める中小事業所を横浜市が認定する「よこはまグッドバランス賞」。今年度、青葉区からは5社が認定され、桜台の明日の(株)が7回継続賞を受賞、荏田町の(株)ジャンボが初認定を受けた。なお、区内からは他に都筑開発(株)(3回継続賞)、日舗建設(株)、(株)VMが認定されている。
長く豊かに働く
ウェブやHPの制作・運営、DTPデザインを手がける明日の(株)(村尾周三江(すみえ)代表)。グッドバランス賞は2012年度から7年連続の受賞だ。「メンバーや家族の喜びに繋がるほか、地域の方から応援を頂ける。社内の仕組みを見直す良い機会でもある」と村尾代表。
同社は08年の設立当初から在宅勤務を導入。子育て中の女性や地方在住者が勤務し、時短やテレワークなど多様な働き方を実現する。現在はネットショップの運営受託や、村尾代表の故郷である鳥取県智頭町でのリモートワークオフィス開設により、更なる地域雇用促進を目指す。「仕事と生活を切り離さず、地域でどれだけ長く豊かに働けるかがこれからの課題。こんな働き方もあるんだ、という参考になれたら」
環境改善で健康へ
今回初めて認定を受けたのが、印刷・ウェブ関連のビジネストータルサポートを行う(株)ジャンボ(濱田眞代表取締役)。有給休暇を2カ月に1日は取る制度と、午後8時以降の就労禁止や水曜日は6時前に帰ることなどを定めた「ノー残業デー」を実施し、認定された。
個々人で残業管理していた以前は長時間残業の人もいたが、「健康管理上よくない」と新たに役職を設置。2年ほど前から同社エレベーター前にグラフを貼り、同担当者が社員の残業時間を記録するなどし、管理を徹底するようになった。今では両制度はほぼ達成され、現在さらに改善を進めているという。
濱田社長は今回の認定について「今後は賞を目指して職場改革を進めたい」と語った。
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