桐蔭学園中等教育学校模擬国連部6年の袴田英希君と同5年の西田翔(かける)君の2人が5月10日、11日にニューヨークの国連本部で行われる模擬国連世界大会に、日本代表として出場する。
2人1組で参加し、国連加盟国のいずれかの大使となって国際会議のシミュレーションを行う模擬国連。実際の政策や外交方針を踏まえ、国益を考えながら決議採択を目指す教育プログラムで、世界で活躍する人材を育てることが目的だ。
2人は昨年11月の第12回全日本高校模擬国連大会で最優秀賞を受賞し、桐蔭学園としては5年連続9回目の世界大会出場権を獲得した。世界大会はデンマーク大使役として「大規模有機農業の可能性について」のテーマに挑む。遺伝子組み換え作物と有機栽培について、生産量の多寡や安全性の問題も含めて議論を交わす見込みだ。
近い意見の国をまとめ、決議案作りも含めて意見形成が得意な袴田君と、意見が異なるグループの切り崩しや関係作りなど他国との折衝が得意な西田君。タイプも学年も異なる2人だが、互いに頼れる存在だ。世界大会では「言語や人種が異なるけれど、共通する何かを学んで帰ってきたい」(袴田君)、「海外で働きたいという思いがあるので、色々な人と話しをすることが楽しみ」(西田君)と思いを話す。また、袴田君は「(模擬国連に)出場できない人や大会運営に協力してくれた人のためにも賞も目指したい」と決意を話していた。
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