神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2019年6月13日 エリアトップへ

学校法人桐蔭学園の新理事長に就任した 溝上 慎一さん 都筑区在住 49歳

公開:2019年6月13日

  • X
  • LINE
  • hatena

日本の教育 向上させたい

 ○…「社会に出ても力強く世の中に向かっていける生徒を育てる」。幼稚部から大学院まで8千人以上が通う桐蔭学園の理事長として、考えるキーワードは「トランジション」。従来から大事にしてきた学力向上だけではなく、「学校から仕事・社会への移行」に重きを置く。

 ○…前職の京都大学高等教育研究開発推進センターでは、20年にわたり大学の教育改革に携わってきた。そこで気付いたのは、物事を一緒に考え、議論し、伝えていく「協働」に苦手意識を持つ学生たちのこと。学力の高い大学に入れることばかりが目標ではなく、将来、仕事をして社会生活を営めるようにしなければならない。その思いが「アクティブラーニング」研究の第一人者として取組を推進する原動力だ。

 ○…1日10時間勉強するような子どもだったが、詰め込み型の勉強は苦手。「自分でやりたい」と話す根っからの学者タイプで、教育学者である前に著名な心理学者でもある。研究者として華やかな道を歩く自身のHP(ホームページ)には各地で撮影した鉄道写真がずらり。撮り鉄歴45年、以前は週に1度全国を巡っていたと軽やかに笑う。今は出身の関西を離れ、横浜で妻と二人暮らし。「住みよい街。ここに永住したい」と横浜愛も。

 ○…自らが考える教育を実践し、「日本を代表する学校にしたい」と意欲を語る。その先に見据えるのは、桐蔭学園をモデルとして日本の教育全体を向上させること。教育学者としての使命感に燃える一方で、公立学校への支援など「地域に根付き、発展させていくための学校になりたい」との思いも持つ。穏やかな雰囲気からは想像しづらいが、モットーは「一球入魂」。どんなことにも手を抜かず、「1つひとつの仕事がこれからにつながる」。理想の学校へと向けて力強く舵を切る。

青葉区版の人物風土記最新6

市原 淳さん

絵本作家で地区センターのプレイルームのリニューアルをプロデュースした

市原 淳さん

中区在住 54歳

11月21日

久保 貴英さん

沖縄小林流空手道協会の昇段審査会で錬士六段を取得した

久保 貴英さん

桜台在住 42歳

11月14日

石塚 英彦さん

「かながわ観光親善大使」に就任したお笑いタレントの

石塚 英彦さん

保土ケ谷区出身 62歳

11月7日

市来 利之さん

30年前に制作された青葉区誕生記念ドラマ『青葉物語』でプロデューサーを務めた

市来 利之さん

桂台在住 68歳

10月31日

北川 知彦さん

第23回全国障害者スポーツ大会陸上競技に出場する

北川 知彦さん

桂台在住 56歳

10月24日

石橋 生(いくる)さん

世界遺産検定のマイスターに首席で合格し、アカデミー賞を受賞した

石橋 生(いくる)さん

青葉区在勤 42歳

10月17日

あっとほーむデスク

  • 10月3日0:00更新

  • 9月5日0:00更新

  • 7月4日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「流涙(涙目)について」 コラム【40】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    11月14日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook