今春開校した県立あおば支援学校(横澤孝泰校長=人物風土記で紹介)の開校式と小中学部転入学式、高等部入学式が4月6日に行われた。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を受けて現在休校、予定していた小中学部新1年生の入学式は延期となっているが、感染防止策の下で実施された6日の開校式では、県教育委員会の特別支援教育課長が開校を宣言。29校目の県立特別支援学校としてスタートを切った。
式典で「あおば支援学校の歴史は今日ここから始まります」とあいさつした横澤校長。開校にあたり「一人ひとりの思いを大切に受け止め形にしていきたい」と語った。
初年度は小学部42人、中学部19人、高等部24人が同校で学ぶ。
募集案から校章デザイン
式典では同校の校章も披露。みたけ台小・中、鉄小など近隣小中学校や高校、特別支援学校、住民からデザインの元となる図案を募集し、集まった案を参考に横浜美術大学4年生の新田一生(いっせい)さんがデザインを手掛けた。
新田さんは美術・デザイン学科のビジュアルコミュニケーションデザインコース。集まった203案から「大小の葉からさまざまな考えを持っている生徒たちの意」「人はそれぞれ違うが皆が一つになると綺麗になる」という多種多様な児童生徒を表す案に着目。「成長と同じように葉が大きくなる」という成長に関する案、「この学校で羽ばたきたい」という学校を通じた社会貢献を表す案も受け、学校理念「思いを紡ぐ 優しいあおば」のもと、制作を進めた。
葉をさまざまなサイズ・形で構成することで多種多様な個性や考えを持つ児童生徒を表現。中心から外側へ大きくなる葉は成長と社会へ羽ばたく様子を表している。親しみやすい形にし、色使いで葉の成長や賑やかな学校を表すなど工夫した。「学生でありながら貴重な経験をさせて頂き感謝。若葉から青葉へ成長するように学校を通じ生徒たちが成長し、人々の幸せや地域の幸せに繋がっていくことを願っています」と新田さん。
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