世界中の口笛奏者がオンラインで演奏を競う、国際コンテスト「第1回グローバル・ウィスリング・チャンピオンシップ」が開催中だ。青葉区からは、すすき野に住む金井真澄さん(53)が参加。惜しくも一次審査で落選となったが、口笛の魅力を本紙に語った。
同コンテストは好きな曲を4分以内で演奏し、その動画でエントリー。世界各国から131人が参加し、一次審査を通過した25人が本選に進出。動画はYouTubeで公開され、専門家の採点と一般投票を経て、9月3日の「世界口笛デー」に入賞者を発表する。
金井さんは息をたくさん使う低音が強み。コンテストには平井堅さんの「いとしき日々よ」で挑戦した。惜しくも本選には進めなかったが、金井さんの動画は1300回以上視聴され、50件を超えるコメントの中には低音を評価する意見もあるなど、「世界に通用することが分かり、自信になった」と振り返る。
お腹の娘のために
普段は会社員として働く金井さん。口笛は、妻の妊娠中にお腹にいる娘に聞こえるよう、子守歌代わりに吹き始めたのが本格的に始めたきっかけだ。2007年に口笛奏者の儀間太久実さんが国際大会で優勝した新聞記事を読み、大会を目指すように。16年には娘と息子の親子3人で国際大会に出場し、総合芸術部門で3位に入賞したことも。近年はピアノを演奏しながら口笛を吹く「弾き吹き」で大会に挑んでいたという。
同コンテストは4月に開催予定だった国際大会が新型コロナウイルスの影響で中止になり、代わりに有志が世界初のオンライン大会として企画。「動画の見せ方も工夫でき100%の力を出せたので悔いはない」と金井さん。世界の演奏者と活発なやり取りもできたといい、「口があれば誰でも吹けるのが口笛の魅力。たくさんの人と繋がれるから一生続けていきたい」と思いを語った。
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